※画像のチワワは本犬とは無関係です
まろちゃん・ペペ君・ルイ君
ヒッポのごはんアンケートへのご回答ありがとうございます。
まろちゃん・ペペ君の心臓病は僧帽弁閉鎖不全症という認識で進めさせていただきます。
うちの龍太郎(チワワ15歳)も同じ病気を抱えています。
少しだけ怖い話からになってしまい申し訳ないですが・・・
アピナックはACE阻害薬のひとつで血管を拡張させる薬ですね。
ACE阻害薬は心不全の薬としてよく用いられますが、最近、腎機能の低下との関連が報告されています。
高血圧や蛋白尿に関する腎臓病であれば、腎臓を保護する可能性もありますが、そうでない場合は腎機能低下のリスクがあるとされています。
リスク因子として
・利尿薬を併用している
・投与開始時点の血液検査でBUNやCREの上昇がみられた
とあります。
念のため、血液検査などでは腎臓の数値にも注目しておいた方がいいかもしれません。
いずれにせよ心臓病と腎臓病はお互い併発しやすいので、普段の食事では両方に配慮したものが理想となります。
具体的には
心臓病用の食事として
・ナトリウムの制限
実際には、制限しすぎもよくないので0.08~0.25%くらいに調節
・タウリン・カルニチンの増量
良質の肉をしっかり与えることで自然と補給できます。
・カリウム、マグネシウム量の調節
こちらも制限というより適切な量への調節になります。
栄養基準が
カリウム 0.6% マグネシウム 0.06%
となりますのでそれを下回らない、上回りすぎない量となります。
ドッグフードであれば、栄養成分が表示されていると思いますので、チェックしてみるのもいいかもしれません。
加えて腎臓病への対策として、
・早期からのリン制限
腎臓病が重度になると「タンパク制限」になって、肉を減らさぜるを得なくなります。
そうするとどんどん元気がなくなり、食も細くなることも。
初期、あるいは予防の段階では、しっかりたんぱく質を摂りつつ、リンをできるだけ減らす食事が理想となります。
となりますと・・・残念ながらささみは、リンが多い食材です。
完全にやめる必要はないですが、あげすぎには注意が必要だと思います。
特にドライささみの方は、かなり高たんぱくなので、場合によっては腎負担が大きいかもしれません。
ささみ大好きということなので難しいかもしれませんが・・・
次にアンチノールですが、関節・皮膚・心血管の他に腎臓にもいいサプリだと思います。
オメガ3脂肪酸を効率よく供給できるので、ドライフードを与えている場合は特に相性がいい印象です。
ペペ君とルイ君に関し、ダイエットとあります。
体重だけでは判断できませんが、チワワはややふっくらしている方が健康的なイメージです。
なので急激ではなく、ゆったり健康的にダイエットを進めるのがいいかと思います。
ドッグフードの中には、カロリー以上に、糖質が多くなっている(原材料の一番前に「米」など穀物)物もあり、単純に肉の多いフードに変えるだけで、自然に痩せることも考えられます。
※ドッグフードの切り替えは10日くらいかけてゆっくりしないと、下痢などを起こす可能性があります。
ルイ君の腸閉塞の手術後(お疲れ様でした。さぞご心配されたと思います)の下痢は、まだ腸機能が完全に回復していないことが原因と考えられます。
たまにだということですので
「ちょっと消化に悪かったかな~」くらいかと思いますが、あまりに頻繁ですと他の病気が隠れていることもありますので十分ご注意ください。
最後に
まろちゃんの今後与えてみたいものに「栄養の高い物」とあります。
おそらく今与えておられるフードも、栄養バランスが取れたものだと思います。
その上で体調などを考慮して、栄養効率の良い食事を与えることはなかなかに難しいことです。
例えば先ほどのアンチノールであれば、オメガ3脂肪酸以外に余計な栄養がほとんど入っていないので、膵炎とかでない限りあげやすいと思います。
今あげているごはんのメーカーなど、詳細いただければ他にもお応えできることあると思います。
いつでもお気軽にご相談くださいませ!
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