犬にとっても重要なGI値!毎日のごはんから健康を考える

犬の健康

※この記事は栄養成分自体の化学的な性質等を示すものであり、ごはんの効能を表すものではありません。

GI値は英語で、グリセミック・インデックス(Glycemic Index)
食後の血糖値の上昇を示す指標です。

ごはんを食べて糖質を摂取すると、その一部は血液に流れ込みます。
これが血糖
それぞれの食べ物の血糖の吸収の早い・遅いを示す指標が「GI値」なのです。
GI値が高い食品ほど、急激に血糖値を上げやすいと言えます。

またGI値は
その食品に含まれる炭水化物を、50g分摂取した時の血糖値の上がり方。
食品の一定の炭水化物量
を基準としているので、誰が食べても同じなのがGI値。

血糖値の上昇を表す指標にはもう一つ
「GL値」というものがあります。
これは
実際に食べる量
を考慮しています。

GL値
GI値×食べる食材の炭水化物量(g)÷100
で求められます。

例えば白ごはんを100g食べるとすると
80(白米のGI値)
×37.1(白米100gに含まれる炭水化物量)
÷100
=29.7がGL値ということになります。

GL値の目安は

・10以下→低GL
・11~19→中GL
・20以上→高GL

白ごはんは
高GI・高GL
食品ということになりますが

ニンジン100gで見てみると
80(ニンジンのGI値)
×8.5(ニンジン100gの炭水化物量)
÷100=6.8

ニンジンは
高GIですが、
100gだけ食べるなら
低GL値を示すのです。

GL値を活用すると

GI値だけを見ていると食べられなかった食品も、食べる量を調整すれば血糖値を急激に上げることなく食べられる

という判断ができるようになるのです。

そのため人では
血糖値コントロールには
GIより、GL値を指標にする方が
より適切だと注目されています。

ただし
体重40㎏の人と120㎏の人では、同じ量の炭水化物でも血糖値の上がり方は違うでしょう。
ましてや人と犬、大型犬と小型犬では体重に10倍以上の開きがあるので、人の基準であるGL値をそのまま使用することが難しいと判断されます。

とらのすけ
とらのすけ

なのでヒッポのごはんでは、GI値を重要視しながら原材料を決めました。

その上で
「ニンジンは100gでGL6.8、ちょっとくらいごはんに入れても大丈夫やね~」
「ジャガイモは100gでGL16.3か!高めから食べ過ぎたらあかんね~」
みたいに
100gのGL値も判断材料にしています。

ということで、GI値に注目してみると

GI値の基準は、最も血糖が体に吸収されやすい「ブドウ糖」が「100」
そしてそのブドウ糖の100に対して

・GI値「70以上」=高GI食品
・GI値「56~69」=中GI食品
・GI値「55以下」=低GI食品

「低GI食品」は血糖値が上がりにくい
「高GI食品」は血糖値が上がりやすい
おおまかに言うと「食物繊維」が多い食品は「GI値が低い」傾向にあります。

さて、血糖値の上昇と聞くと、「糖尿病」を思い浮かべずにはいられません。
ここで軽くおさらいしておきましょう。

世にも恐ろしい「糖尿病」は血糖値が上昇する病気

通常、血糖値が上昇すると、膵臓内部の「ランゲルハンス島」と呼ばれる細胞群からインスリンが分泌されます。
インスリンは血液中の糖分を細胞に取り込みやすくし、同時に血糖値を低下させる働きが起きます。

インスリンが機能しなくなり、血糖値が高い状態のままとなるのが糖尿病。
十分な糖分が血液中にあるのに、必要とされる細胞に供給されない・・・
常に心臓疾患、腎臓疾患、神経障害、視覚障害などの合併症のリスクと隣り合わせ。
使われなかった糖質は尿として排泄されるので、尿に糖が出る。

糖尿病の原因に高脂肪食などの過食や肥満が挙げられます。
その結果、肝臓や筋肉に脂肪が蓄積し、インスリンの働きが低下。

「完治はしない病気」でもある糖尿病。
「なってから」ではすでに遅い、
「ならないよう」元気なうちからの普段の食生活が重要なのです。

高GI食品を摂取することによるリスクが見逃せない!

高GI食品は「糖尿病」と、その原因のひとつである「肥満」とも、切っても切れない縁があります。

とらのすけ
とらのすけ

そのリスクを知れば、高GI食品は怖くて食べさせられなくなるかも・・・

何といっても高GI食品は太りやすい!

血糖値が上昇すると、
①すい臓からインスリンが分泌
②臓器などにエネルギーを送る

という流れが起きます。

ところが・・・各細胞を十分に糖質で満たしたのに、まだ糖質が残っている場合
インスリンはその糖を脂肪細胞に運んで溜め込みます。
これが肥満の原因のひとつ。

つまり
①高GI食品を食べて血糖値が急激に上昇
②インスリンが大量に分泌される
③脂肪を作り出して太りやすくなる

とらのすけ
とらのすけ

肥満の原因は、カロリーが高い食べ物だけではなく、「GI値の高い食べ物」だとも言えるのです!

高GI食品は「血糖値スパイク」を起こしやすい

いかにも悪そうで強そうな名前
「血糖値スパイク」
これは食後、血糖値の急上昇と急降下が起きることを表します。

血糖値スパイクは血管に大ダメージ
糖尿病網膜症、糖尿病腎症、糖尿病神経障害などの合併症を引き起こす原因でもあります。

大切なのは血糖値を「上げすぎず、下げすぎず」一定の幅に抑えること。
血糖値の急上昇を抑えるには高GI食品を避け、低GI食品を摂ることが大切なのです。

さらにキノコ・ブロッコリー・さつま芋・発芽玄米など
食物繊維の多い食品は、他の食品のGI値を下げる効果が期待できます。

とらのすけ
とらのすけ

この観点から見ると、高GI食品の多い「穀物」を避ける、グレインフリーの食事も正しい選択と言えますね。

ヒッポのごはんでは栄養バランスの観点から、一部「発芽玄米」など、低GIの穀物を使用しています。
またヤギホエイなど、血糖値の上昇を抑える食材を加え、徹底した「低GI」にこだわっています。

ヒッポのごはんは「世界に一つ」愛犬に合わせたごはんを手作りします

ヒッポのごはんは
大切なわんちゃんの
・好き嫌い
・健康状態
・個性などに合わせ
世界に一つだけのごはん
心を込めて手作りしています。

飼い主様と作るうちの子ごはん
愛犬の個性や体調などアンケート
聞き取り、わんちゃんごとにレシピを作成
AAFCOの基準に沿った栄養バランスで
わんちゃんにピッタリのごはんをご提供!


原材料も料理法も栄養組成も
全て明確にお伝えします

原材料は完全無添加、
厳選した自然のものだけ。
肝臓・腎臓・心臓などの健康
関節・皮膚・目の健康など
エビデンスに基づいたレシピ設計


▶こんな時ぜひお試しください
健康的で美味しいごはんをあげたい
安心で安全なごはんがほしい
・病気やアレルギーで選択肢が少ない

コメント

タイトルとURLをコピーしました