【下痢など消化器官の健康】ヒッポのごはんの基本コンセプト
※それぞれの健康に必要な栄養素を強化しています。効果・改善を保証するものではありません。
消化とバランスの良い優しいごはん
より消化性を高めるよう調理に工夫。
〇水溶性食物繊維が増えすぎないよう
調整しつつ腸内環境の再建を目指す。
〇オメガ3系脂肪酸の補給
大腸・小腸・胃など目的の部位で調整が必要
レシピを変えますので別途ご相談ください
【消化器官の健康用】具体的なごはんへの反映方法
◆7大アレルゲンについて
一般的な消化器官用の療法食では
7大アレルゲンである
牛・鶏・小麦・玉蜀黍・大豆・卵・牛乳
を完全に外したものもあります。
しかしヒッポのごはんでは
栄養バランスの観点から、
はっきりとアレルギー症状の見られるもの
以外は使用、個別に対応可能です。
わんちゃんごとにレシピ内容を変えられる
ヒッポのごはんの強みでもあります。
ですが一応基本的なたんぱく質源は
低アレルゲンな鹿・猪・羊・豚から選択
+魚(低アレルゲンな上オメガ3豊富)を基本。
魚が嫌いな子はおそらく
「酸化した臭い」が嫌い
⇒冷凍品ではなく鮮度の良い旬魚の使用
=嗜好性は逆に高まる可能性がある
◆高消化性&高品質のたんぱく質
全て質の高い肉を使用
これをさらに麹熟成&低温調理で仕上げ
元々消化性はかなり高いが
状況によってはすりつぶすなど。
調理法も工夫し、さらに消化性を高める。
タンパク質も過剰にならないように
たんぱく源は肉をメインにして
ヤギホエイなどを+αする時は調整
◆食物繊維のバランス
基本は「適量」
水溶性食物繊維が増えすぎないように
もち麦とさつま芋がポイントとなるが
症状が見られる箇所で配合量が変わる。
◆低脂肪
肉の脂肪を落としたスペシャルカット。
目的の箇所で変化するが基本低脂肪。
◆炎症を抑えるサポート
オメガ3系脂肪酸の強化
サチャインチオイルで十分強化
低アレルゲンの観点から魚の使用。
新鮮な青魚でDHA/EPA強化
◆腸内環境の再建
疾病・薬剤により
腸内環境は大きく崩れていることが多い。
なので、特に注意すべきポイント。
本来なら善玉菌の餌になる
水溶性食物繊維の量には注意が必要
なので
オリゴ糖が多い
・ヤギホエイ・きな粉など
で調整。
大腸・小腸・胃など症状による調整
◆大腸の健康
①大腸の仕事量を軽減してあげる。
小腸からの未消化物の流入を減らす
⇒小腸での消化吸収促進
⇒高消化&高品質タンパク質を中程度
+低脂肪
②炎症の軽減を目指す=オメガ3系脂肪酸
③腸内環境サポート
④便の形成・毒素の排泄をサポート
⇒不溶性食物繊維を摂取
◆腸炎(小腸)
治療と並行しての栄養管理
⇒栄養状態の低下を防ぐ
①小腸の仕事量を軽減してあげる
⇒低脂肪・低水溶性食物繊維
・胆汁の分泌低減を目的
②炎症の軽減を目指す=オメガ3系脂肪酸
③アレルギー・食物不耐性が原因の場合
⇒新奇たんぱく質に切り替え
これまで食べたことがない、
または食べた経験が少ないタンパク質
④腸内環境の再建サポート
◆胃炎・胃拡張・胃捻転
胃の健康のための補給と制限
①胃内に留まりやすい食材を避ける
・高たんぱく・高脂質・高食物繊維
・水溶性食物繊維
・発酵しやすい食品 など
②胃からの排泄をサポート
⇒中タンパク
&低脂質・低繊維質で高消化性
&適度な不溶性食物繊維
③胃では特にオメガ3系脂肪酸強化
◆腸リンパ管拡張症
◆タンパク漏出性腸症
脂肪分の摂取の仕方でサポート
〇長鎖脂肪酸
食材に含まれる脂肪の多くが長鎖脂肪酸
=腸管のリンパの流れを刺激
⇒リンパ管を拡張
⇒腸管内へタンパク質が流出
⇒脂肪分の制限が重要
もともと低脂肪にこだわるが
特にトリミングの時点で注意。
〇中鎖脂肪酸
=リンパの流れを刺激しない
使用してもいいが
中鎖脂肪酸と言えば
・ココナツオイル・MCTオイル
MCTオイルは
「自然由来」の油ではあるが、
自然にそのまま存在するものではない。
ヒッポのごはんでは、
ごはんでMCTが必要と考えられるときは
ヤギホエイなど、
自然の物から適量を摂れるようにしています。
ココナツオイルは香りが強く問題外。
〇食物繊維
=長鎖脂肪酸の吸収を抑制
⇒リンパの流れを減少
⇒消化器官食だが高繊維食が望ましい。
☆腸リンパ管拡張症では
脂質の吸収不良が起きます
⇒脂溶性のビタミンを補強
(ビタミンA、ビタミンD、ビタミンE、ビタミンK)
【消化器官用ごはん】原材料の例
猪・鹿・鶏むね・さつま芋・アジ・かぼちゃ・ブロッコリー・牡蠣・卵黄・ロウカット玄米・舞茸・しめじ・豚レバー・米麹・アマランサス・(だし/昆布・イワシ粉)・ヤギホエイ・風化貝カルシウム・ビール酵母・乳酸菌・サチャインチオイル・白ごま・きな粉
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