
犬生について深く考える哲学者みたい!

何かを悟った仙人とちゃう?

いやいや
熱心にごはんの研究する博士やん!
・ピンと張った眉毛!
・フサフサの立派なヒゲ!
真剣なような・・・
でもどこかユーモラスな!
只者ではない雰囲気を醸し出す
貫禄

澄んだ瞳でじっと見つめられると
「何かすごいアイデアでも思いついたのか!?」
なんて
その知的なオーラに思わず引き込まれる!
見た目の愛らしさだけでなく
・賢く遊び好きで
・家族への愛情深い性格
も大きな魅力。

いつもそばにいてくれて、表情豊かで見ていて飽きない!

毎日を明るくしてくれる、かけがえのない存在!
あなたの日常に
・たくさんの癒やしと笑顔
・楽しい日々
を運んでくれる。
それがミニチュアシュナウザー
(以下、Mシュナウザー)
家族の一員として迎える前に
・その特性を深く理解し
・準備を整えること
が愛犬とあなたにとって幸せな関係を築く鍵となります。
ミニチュアシュナウザーの基本情報
Mシュナウザーの平均的な体重・寿命
●体重
一般的に6~9 kg程度が標準。
個体差や性別、骨格によって多少前後。
肥満は様々な病気のリスクを高めるため、適正体重の維持が重要です。
●寿命
平均寿命は12~15 歳くらい。
・健康管理
・生活環境に配慮
することで、平均以上に長生きする子も少なくありません。
記録されている範囲でも18歳まで長生きした子がいます。
Mシュナウザー習性・性格:賢さと頑固さの同居
●基本的な性格
非常に賢く、物覚えが良いです。
飼い主に対して
・忠実で愛情深く
・家族と過ごすことを好みます。
陽気で遊び好きな一面もあります。
人間の子供の3歳児程度の知能を持つ
と言われることもあり、飼い主の
・言葉
・表情
をよく理解しようとします。
その賢さゆえに、一貫性のない指示や甘やかしは、問題行動につながる可能性もあります。
●警戒心と番犬気質
元々ネズミ捕りや番犬として活躍していた歴史から
・警戒心が強く
・見知らぬ人や物音に対して吠える
傾向があります。
「テリア気質」を受け継いでおり、気が強く頑固な一面を見せることも。
●「小さな巨人」
体は小さいですが自分を
大きな犬だと信じ込んでいる
ようなので
・堂々とした態度
・他の犬に対して物怖じしない
こともあります。
Mシュナウザーの見た目の特徴:仙人のような?愛嬌のある顔立ち
●特徴的な顔
シュナウツ=ドイツ語で口吻
・長い眉毛
・口ひげ
が最大の特徴。
これが仙人のような、あるいは老紳士のような独特の風貌を作り出しています。
この眉毛と口ひげは、ネズミ捕りをしていた際に、獲物からの反撃から顔を守る役割があったと言われています。
●体型
がっしりとしたスクエア型の体型。
筋肉質で敏捷性に富んでいます。
●被毛
・硬いワイヤーコート
・アンダーコート
のダブルコート。
抜け毛は比較的少ない方ですが、定期的な手入れが必要です。
●毛色
・ソルト&ペッパー
・ブラック&シルバー
・ブラック
・ホワイト
が主な毛色として認められています。
※JKCなど主要な畜犬団体ではホワイトは認められていない場合があります。
飼うにあたっての心構え:生涯責任を持つ覚悟が重要
●生涯のパートナーとして
10数年を共に過ごす家族です。
・健康管理
・食事
・しつけ
・遊び
・そして時には介護も
生涯責任を持つ覚悟が必要です。
●コミュニケーションの時間
賢く、家族との関わりを求める犬種。
毎日の
・散歩や遊び
・スキンシップ
の時間を確保しましょう。
放置されるとストレスを溜めやすい!
●しつけへの根気
賢いがゆえに、悪いことも覚えます。
また、頑固な一面もあるため、しつけには一貫性と根気強さが求められます。
「ダメなものはダメ」
と毅然とした態度で接することも大切です。
ミニチュアシュナウザーは
「自分が家族の中心である」
と感じたがる傾向があります。
甘やかしすぎると
・わがままになったり
・問題行動(特に吠え)
につながったりすることがあります。
愛情深く接しつつも、一貫性のあるルールを示すことが大切です
●吠えへの理解と対策
警戒心から吠えやすい傾向があります。
集合住宅などでは特に
無駄吠えをさせないための
・しつけ
・環境づくり(外の刺激を遮断するなど)
が必要です。
●お手入れの重要性
定期的な
・トリミング
・ブラッシング
が必須です。
時間的、経済的な負担も考慮に入れましょう。
●高脂肪食は避ける
Mシュナウザーは
・膵炎
・高脂血症
になりやすい傾向があります。
・脂肪分の多い肉
・揚げ物
・人間の味付けされた食べ物
は絶対に避けましょう。
おやつも低脂肪のものを選びます
・きゅうり
・レタス
など
・低カロリー
・水分の多い野菜
を少量おやつ代わりに好む子もいます。
ただし、与えすぎは下痢の原因。
Mシュナウザーのしつけのポイント:賢さを活かし、根気強く
●基本方針
ポジティブ・レインフォースメント
=褒めて伸ばすことが最も効果的です。
賢いので、良いことをした時にしっかり褒めることでどんどん吸収します。
●早期社会化
子犬の頃から様々な
・人
・犬
・物音
・環境
に慣れさせることが非常に重要です。
これにより、過剰な警戒心や恐怖心を和らげることができます。
●一貫性と褒めるしつけ
指示は家族全員で統一。
一貫した態度で接します。
できたらすぐに褒めることが効果的。
賢いので、褒められるとどんどん学習します。
●「リーダー」としての自覚
飼い主が頼れるリーダーであることを示す必要があります。
ただし
・力で押さえつけるのではなく
・ルールを教え
・守らせる
ことで信頼関係を築きます。
●吠えのコントロール
・警戒吠え
・要求吠え
が出やすい犬種です。
要求吠えや警戒吠えの原因
・恐怖
・要求
・興奮
などを探り、対処します。
・無視する
・原因を取り除く
・「静かに」のコマンドを教える
などの方法があります。
頑固さに対しては
・力で押さえつけるのではなく
・「なぜそうするのか」を考え
・犬が理解しやすい方法で誘導する
ことが有効です。
例えば
お散歩で引っ張るなら
▶立ち止まる、方向転換するなど
「引っ張っても前に進めない」
と学習させます。
コマンドを教える際は
・短い言葉
・はっきりとした声
で指示しましょう。
Mシュナウザーは作業意欲が高い犬種。
単なるお手やお座りだけでなく
・ノーズワーク(嗅覚を使った遊び)
・簡単なトリック(芸)
などを教えると、知的好奇心が満たされ、問題行動の予防にもつながります。
Mシュナウザーの歴史的背景:ネズミ捕りの名人から家庭犬へ
●起源
19世紀後半のドイツ
スタンダードシュナウザーを小型化する過程で
・アーフェンピンシャー
・プードルなど
との交配を経て作出されました。
・スタンダードシュナウザー
・ミニチュアシュナウザー
・ジャイアントシュナウザー
はサイズは違えど、それぞれ独立した犬種として確立されています。
ミニチュアはその
・愛らしさ
・飼いやすさ
から、世界中で人気の犬種となりました
● 当初の役割
・農場などでネズミを捕まえる
・家畜小屋の番犬
として活躍していました。
その
・タフさ
・警戒心の強さ
・活発さ
・賢さ
はこの頃の役割に由来します。
●名前の由来
ドイツ語の
Schnauze(シュナウツェ)
=口吻、鼻口部
が語源とされ、特徴的な口ひげにちなんでいます。
Mシュナウザーのお手入れ・ケアの仕方:美しい被毛と健康を保つ
●ブラッシング
毎日~2日に1回程度
・毛玉を防ぎ
・皮膚の健康を保ちます。
特に毛が絡みやすい
・脇の下
・内股
・耳の後ろ
は念入りに。
●トリミング
月に1回程度が目安。
シュナウザーカットと呼ばれる
・独特のスタイルを維持するため
・また衛生面からも
プロのトリマーさんにお願いするのが一般的
一般的なペットカットはバリカンで刈る
「クリッピング」
ですが
・ドッグショーなどに出る場合
・本来の硬い毛質(ワイヤーコート)を維持したい場合
古い毛を指やナイフで抜く
「ストリッピング(プラッキング)」
を行います。
ストリッピングは
・時間と技術が必要
・犬への負担があり
・対応できるトリマーさんも限られます。
※クリッピングを続けると、毛質が柔らかくなる傾向があります。
●耳掃除
垂れ耳で蒸れやすいため、週に1回程度は耳の中をチェックし、汚れていればイヤーローションなどで優しく拭き取ります。
外耳炎になりやすいので注意が必要です。
●歯磨き
毎日行うのが理想。
歯周病予防のため、子犬の頃から慣れさせましょう。
●爪切り・肛門腺絞り
月に1~2回程度。
トリミングサロンで一緒にお願いすることもできます。
●ひげ周りのケア
食後に口ひげが汚れやすいため、濡らしたタオルで拭くなど清潔に保ちましょう。
放置すると
・皮膚炎
・髭やけ
の原因になることも。
Mシュナウザーの「髭やけ」について
ミニチュアシュナウザーの「髭やけ」は、
口周りの被毛が赤茶色に変色する
比較的によく見られるトラブルです。
その原因は複数あり、適切なケアを行うことで改善や予防が期待できます。
髭やけの主な原因
ミニチュアシュナウザーの髭やけは
その特徴的な
長い口周りの被毛
と関連が深いです。
主な原因として以下の点が挙げられます。
●唾液の付着と雑菌の繁殖
食事や水を飲む際
▶口周りの被毛に唾液が付着
▶そこに雑菌が繁殖すること
が最も一般的な原因です。
唾液中の菌が被毛の色素と反応し、変色を引き起こします。
口内環境が悪いと、唾液中の雑菌が増え、より髭やけが悪化しやすくなります。
●ドッグフードの成分
◇油分
ドッグフードに含まれる油分が酸化し、被毛に付着することで変色の原因となることがあります。
特に
・被毛に油分が付着しやすい形状のフード
・油分コーティングが多いフード
が影響する場合があります。
◇人工添加物
・人工着色料
・保存料
などの添加物が、体質によっては
・髭やけを引き起こしたり
・アレルギーの原因
となる可能性が指摘されています。
◇タンパク質
体に合わないタンパク質がアレルギーを引き起こし
・口周りのかゆみや炎症
・過剰な唾液分泌
につながることがあります。
また、高品質でないタンパク質も関連する可能性が考えられています。
●アレルギー
・食物アレルギー
・環境アレルギー
によって皮膚のかゆみや炎症が起きる
▶犬が口周りを舐める回数が増える
▶唾液による汚れが付着しやすくなる。
●口内環境の悪化
歯周病などの口内トラブルがあると
▶唾液の質が悪化し
▶雑菌が増殖しやすくなります。
これも髭やけの一因となります。
●食器やおもちゃの衛生状態
不衛生な
・食器
・おもちゃ
には雑菌が多く存在
これらが口に入ることで口内環境が悪化し、髭やけにつながることがあります。
プラスチックの食器・おもちゃは、傷ができやすく、そこに雑菌が入り込んでいることも!
●水の飲み方
ボウルから水を飲む際に、口周りの毛が常に濡れている状態が続くと、雑菌が繁殖しやすくなります。
髭やけへの対策
髭やけの対策は、
・原因をしっかりつかみ
・原因を取り除くこと
日々の丁寧なケアが中心となります。
●食後の拭き取り
食事やおやつ、水を飲んだ後は
・濡らしたタオル
・ペット用のウェットシート
などで口周りの汚れや水分を丁寧に拭き取ることが最も重要です。
清潔な状態を保つことで、雑菌の繁殖を抑えられます。
●ホウ酸水での拭き取り
※経口摂取による中毒のリスクもあるため、犬が舐めないように注意が必要。
あえて使用するリスクを取る必要はないかもしれませんが一応ご紹介。
ホウ酸水=
ホウ酸を精製水で溶かして作る
殺菌・消毒作用があり、髭やけのケアに効果的と言われています。
ただし、使用にあたっては濃度に注意し、異常が見られた場合は使用を中止。
特に髭は口に近いので
経口摂取のリスクも高い!
・目に入っった場合
比較的安全とされていますが、心配な場合は獣医師に相談しましょう。
●ペット用洗浄・ケア用品
・髭やけ専用のクリーナー
・口周りの洗浄・保湿スプレー
なども市販されています。
愛犬に合ったものを選んで使用するのも良いでしょう。
●ドッグフードの見直し
~ヒッポのごはんにおまかせください!
◇低脂肪・ノンオイルコーティング
油分が少なく、被毛に油分が付着しにくいフードを選ぶことが有効です。
◇人工添加物の少ないフード
無添加や、人工的な着色料・保存料などが含まれていないフードを検討しましょう。
◇高品質なタンパク質のフード
・アレルギーが出にくいと言われる種類のタンパク質(馬肉や魚など)を主原料としたフード
・単一タンパク質のフード
を試してみるのも一つの方法です。
ドライフードでは
たんぱく質が変性
していることもあります。
フレッシュフードを検討してみても
◇アレルギー対応フード
アレルギーが疑われる場合
獣医師と相談の上、アレルゲンとなりうる成分が少ない療法食などを検討することも必要です。
ただし療法食は
・食いつきが悪い=QOL低下
・アレルギーに注視するあまり、肝心の良質のたんぱく質が摂れず、体自体が弱ってしまう。
こともあるので慎重に検討ください。
●オーラルケア
日頃から歯磨きを行い
口内環境を良好に保つ
ことが、髭やけ予防にもつながります。
歯周病の疑いがある場合は、動物病院での診察を受けましょう。
●食器やおもちゃの洗浄
・食器は毎食後洗浄
・おもちゃも定期的に洗浄して
清潔を保ちましょう。
プラスチックは傷に雑菌が入りやすいので
・陶器製
・ステンレス製
に変えてみるのも手です。
※ステンレス製は金属アレルギーに注意
●水の飲み方の工夫
口の周りが濡れにくい給水器に変えてみるのも効果的です。
●トリミング
口周りの被毛を短めにカット
▶汚れや水分が付着しにくくなり
▶髭やけのリスクを減らすこと
ができます。
トリマーさんと相談しながら、愛犬に合ったスタイルを見つけるのも良いでしょう。
最後に髭やけについての注意点
すでに変色してしまった被毛の色を完全に元に戻すのは難しい場合があります。
新しい被毛が伸びてくるのを待ちながら、日々のケアを続けることが大切です。
・髭やけが 長く続く場合
・皮膚の炎症、かゆみがひどい場合
は、食物アレルギーやその他の疾患が隠れている可能性もあります。
自己判断せず、必ず獣医師に相談し、適切な診断と治療を受けてください。
ミニチュアシュナウザーの髭やけは
・遺伝的な要素
・体質も関連
することがありますが
・日々の丁寧なケア
・環境の見直し
によって、その程度を軽減し、愛犬の口周りを清潔で健康な状態に保つことができます。
Mシュナウザーのなりやすい病気:早期発見・早期治療のために
ミニチュアシュナウザーは
・脂質代謝や膵臓機能
・目の病気
などに関連する特定の遺伝子に変異を持つことが比較的多い犬種です。
また犬種の固定化(純血種を作出・維持)の過程で
・望ましい遺伝子
と一緒に
・病気の原因となる遺伝子
が集積されてしまうことがあります。
これらの病気を避けるには
・遺伝子検査などを実施している
・信頼のおけるブリーダーさん
を選ぶことも重要です。
尿路結石(特にシュウ酸カルシウム結石)
Mシュナウザーは遺伝的に
尿路結石ができやすい犬種
として有名です。
・頻尿
・血尿
・排尿困難
などの症状が見られたらすぐに動物病院へ
●食事・栄養からケアできること
◇水分摂取の促進
・ウェットフードの活用
・水飲み場の増設
・新鮮な水を常に用意する
などして、飲水量を増やし尿を薄めることが重要です。
◇療法食
結石の種類
・シュウ酸カルシウム?
・ストラバイト?
に応じて
・ミネラル成分
・pH
を調整した処方食が獣医師から指示されます。
自己判断せず、必ず獣医師の指示に従ってください。
ヒッポのごはんでも対応食がご用意できます。
シュウ酸カルシウム結石の場合、一度できると溶けないため、予防が特に重要です。
◇おやつの制限
ミネラル豊富な煮干しやチーズなどは控えた方が良い場合があります。
●食事以外でしてあげられること
◇排尿機会の確保
いつでも新鮮な水が飲めるようにし
・散歩の回数を増やす
・室内トイレを設置する
など我慢させずにいつでも排尿できる環境を作ります。
排尿時の様子
・色
・量
・回数
・痛み
などを観察することも大切です。
◇ストレス軽減
ストレスが結石のリスクを高める可能性も指摘されています。
安心できる環境づくりを心がけます。
◇定期的な尿検査
症状がなくても、定期的に尿検査を受けることで早期発見につながります。
膵炎・高脂血症(脂質代謝異常)
膵炎は
・脂肪の多い食事
・高脂血症
が引き金となりやすいです。
・嘔吐
・下痢
・腹痛
(お腹を触ると嫌がる、祈りのポーズ)
・食欲不振
などの症状が出ます。
重症化すると命に関わることも。
高脂血症は血液中の脂質(コレステロールや中性脂肪)が多くなる状態。
膵炎や他の病気のリスクを高めます。
定期的な血液検査が重要です。
●食事・栄養からケアできること
◇低脂肪食の徹底
獣医師処方の低脂肪療法食が基本です。
手作り食の場合も、脂肪分を厳しく制限する必要があります。
ヒッポのごはんにおまかせください。
◇おやつも低脂肪に
ジャーキーなどの高脂肪おやつは厳禁。
・茹でたささみ
・低脂肪の犬用ビスケット
などを少量に留めます。
◇オメガ3脂肪酸
血液中の中性脂肪を下げる効果が期待できるため、サプリメントなどで補給することがあります。
●食事以外でしてあげられること
◇食事管理の徹底(盗み食い防止)
人間の食べ物や他のペットのフードを盗み食いしないよう、管理を徹底します。
◇定期的な血液検査
・中性脂肪
・コレステロール値
を定期的にチェックし、コントロールします。
眼疾患・進行性網膜萎縮症(PRA)・白内障:
PRAは遺伝性の眼疾患。
徐々に視力が低下し、最終的に失明に至ることも。
白内障は水晶体が白く濁る病気です。
定期的な眼科検診が推奨されます。
●食事・栄養からケアできること
◇食事
残念ながら、食事だけで遺伝性疾患の進行を完全に止めることは困難です。
◇栄養
抗酸化作用のある栄養素
・ビタミンC
・ビタミンE
・ルテイン
・β-カロテン
などを豊富に含む食事が、眼の健康維持に役立つ可能性はあります。
が、過剰な期待は禁物です。
バランスの取れた総合栄養食が基本です
●食事以外でしてあげられること
◇定期的な眼科検診
早期発見が重要です。
特にシニア期に入ったら頻度を上げましょう。
◇生活環境の整備
視力が低下してきたら
・家具の配置を変えない
・段差をなくす
・ぶつかりそうな角を保護する
など、安全な環境を整えます。
洞不全症候群(シックサイナスシンドローム)
心臓の電気信号がうまく伝わらず、失神などを起こすことがあります。
・加齢
・心筋症
・心筋炎
などが原因となることが多く、重度の場合はペースメーカーの埋め込み手術が必要になることもあります
●食事・栄養からケアできること
◇ナトリウムを控えめに
塩分の摂取を抑えることで、心臓への負担を軽減できます。
◇オメガ3脂肪酸を含む食材
魚油や亜麻仁油などは、心血管の健康をサポートします。
◇抗酸化作用のある食材
ブルーベリーや緑黄色野菜は、細胞のダメージを防ぐのに役立ちます。
◇適切なタンパク質
筋肉の維持に必要ですが、過剰摂取は腎臓に負担をかけるため、バランスが重要です。
●食事以外でしてあげられること
◇ストレス管理
環境の変化を最小限にし、安心できる空間を作る。
◇定期的な健康診断
早期発見・早期治療のために、定期的な心臓の検査を受ける。
◇温度管理
寒暖差が激しいと心臓に負担がかかるため、快適な室温を保つ。
シュナウザー面皰(めんぽう)症候群(コメドシンドローム)
背中に黒い点々
(コメド=毛穴の詰まり)
ができ、時に炎症を起こします。
体質的なものとされ、シャンプー療法などで管理します。
●食事・栄養からケアできること
◇食事
直接的な食事療法は確立されていません。
◇栄養
皮膚の健康維持に役立つとされる
・オメガ3・オメガ6脂肪酸
・ビタミン類
などがバランス良く含まれた良質なフードを選ぶことが基本です。
●食事以外でしてあげられること
◇薬用シャンプー
獣医師推奨の薬用シャンプーで定期的にケアします。
◇清潔な環境
皮膚を清潔に保つことが大切です。
糖尿病
肥満や膵炎などから続発することもあります。
・多飲多尿
・体重減少
などの症状が見られます。
●食事・栄養からケアできること
◇療法食
血糖値のコントロールを助ける食物繊維が豊富な療法食が処方されます。
◇食事時間・量の厳守
インスリン療法と合わせて、決まった時間に決まった量を与えることが血糖値安定の鍵です。
Mシュナウザーの病気全般について
●食事・栄養からケアできること
◇適正体重の維持
肥満は万病のもとです。
適切な食事量と運動で、理想的な体型を維持しましょう。
◇高品質なタンパク質
健康な体を作る基本です。
やっぱり肉!
●食事以外でしてあげられること
◇定期的な健康診断
最低でも年に1回(シニア期は半年に1回)は動物病院で健康診断を受け
・病気の早期発見
・早期治療
に努めましょう。
◇適度な運動
肥満防止、ストレス解消、筋力維持に役立ちます。
◇ストレスの少ない生活
・安心できる寝床
・家族とのふれあい
・静かな時間など
穏やかに過ごせる環境を提供します。
◇異常の早期発見
日頃から愛犬の様子
□食欲、元気
□排泄物の状態
□歩き方
□目の輝き
などをよく観察。
少しでも変化があれば動物病院に相談する姿勢が大切です。
Mシュナウザーは、適切な知識と愛情を持って接すれば、最高の家族の一員となってくれる素晴らしい犬種です。
この記事が、あなたと未来の愛犬との幸せな生活への一助となれば幸いです。
コメント