愛犬にとって
・動物病院
・獣医さん
は健康と命を守る上で欠かせない存在
しかし

どこを選んだらいいんや?

何を基準にしたらええの?
迷う方も多いでしょう。
ここでは、愛犬の
かかりつけ医
として
信頼できる獣医さんを見つけるための
・具体的なチェックリスト
・重要なポイント
を解説します。
信頼できる動物病院・獣医さん選びの重要性
動物病院は
・病気の治療
だけでなく
・予防接種
・健康診断
・栄養指導
・しつけ相談など
愛犬の一生をサポートするパートナー
です。
特に
・病気
・緊急時
には
迅速かつ的確な判断
が求められます。
獣医さんとの信頼関係は
・愛犬の治療結果
・QOL(生活の質)
に直結するものです。
時間をかけて慎重に選びましょう。
動物病院・獣医さん選びのチェックリスト(試診前に確認できること)
まずは
・インターネット
・口コミ
・周囲の評判
などを参考に
・候補となる病院をリストアップ
・以下の点をチェック
しましょう。
【立地・アクセス】
□ 自宅からの距離と交通手段
(車、公共交通機関など)
・雨の日でも行けるか
・頻繁に通っても苦にならないか
もポイントです。
□ 駐車場や駐輪場の有無、広さ
□ 緊急時(夜間・休日)のアクセス方法
【診療時間・体制】
□ 診療時間と休診日
自分自身の
・仕事
・生活スタイル
に合っているか
□ 夜間・休日の緊急対応の有無
(提携病院、当番制など)
□ 予約制か、来院順か
□ 入院設備や手術設備があるか
□必要に応じて専門分野
・整形外科
・皮膚科
・腫瘍科
などの有無
【病院の雰囲気・清潔感】
□ 待合室や診察室が清潔で整理されている
□ 不快な臭いがしないか
□ 動物たちが落ち着いて過ごせるような配慮があるか(猫専用待合室など)
【料金体系】
□ 料金体系の明確さ
・診察料
・検査料
・処方箋料など
ホームページに記載されていることも
□ 支払い方法
・クレジットカード
・電子マネー
・ペット保険の対応状況
初診時・相談時に獣医さんを「見極める」ポイントと質問例
動物病院を選ぶ際
・設備
・立地
ももちろん大切ですが、最も重要なのは
獣医師との信頼関係
です。
初めて訪れる動物病院で
獣医師がどのような人物なのか
「見極める」
ことは、愛する家族の一員であるペットの健康を任せる上で欠かせません。
ここでは
・初診時や相談時に獣医師を見極めるためのポイントと
・具体的な質問例をご紹介します
【コミュニケーション能力・説明の丁寧さ】
愛するペットのために
獣医さんとの良好な関係
は欠かせません。
そのためにも
・初診時
・日々の診察
での対話は
・お互いの理解を深め
・信頼関係を築く
大切なステップです。
積極的にコミュニケーションを取り、獣医さんを「味方」にすることで、より安心で質の高い医療に繋がります。
対話の例を見ていきましょう

うちの子の症状はなんなんですか?大丈夫ですよね?元気になりますよね?
●良い回答の例

〇〇の症状ですね。
考えられる原因はA、B、Cです。
それぞれ
・こういう検査をして
・こういう治療法があります。
それぞれの
・メリット
・デメリット
・費用感
も合わせてご説明しますね。
◇信頼できるポイント
・専門用語を避け
飼い主が理解できるように
・分かりやすい言葉で丁寧に説明。
その上で
・複数の選択肢を示し
それぞれの
・メリット
・デメリット
・費用まで明確に伝えてくれる。
飼い主の質問に対して
・慌てず
・誠実に
答えてくれる。
●避けるべき回答の例
「とりあえず薬を出しておきましょう」
(ひとまずの対処療法)
「細かいことはいいから任せてください」
◇注意すべきポイント
・説明が一方的で専門用語が多い
・質問をはぐらかす
・飼い主の意見を聞き入れない
・威圧的
●良い回答が得られたときは
「先生、いつも丁寧な説明ありがとうございます。おかげさまで、少しずつですが症状も落ち着いてきている気がします。」
「今回の治療方針、よく理解できました。ありがとうございます。」
などと伝えることで、質問が
「疑い」
ではなく
「より深く理解したい」
という意図だと伝わりやすくなります。

治療方針は、私ら家族の意見や希望も聞いてもらえますか?
●良い回答の例

もちろん!
飼い主様のご希望が最優先。
複数の治療法がある場合は
・ご家族の状況
・ライフスタイル
に合わせて最善の方法を一緒に考えていきましょう。
◇信頼できるポイント
飼い主の意思を尊重し
・十分な説明
・同意
(インフォームド・コンセント)
を重視する姿勢が見られる。
●避けるべき回答の例
「細かいことはいいから任せて。
獣医の言うこと聞いてればいいよ」
◇注意すべきポイント
・飼い主の意見や希望を聞こうとしない
・一方的に治療を進めようとする
・質問しづらい雰囲気がある。

友人が「セカンドオピニオンも検討した方がいいよ」と言うんですが、先生はどう思わはりますか?あれやったら先生から紹介してもらえますか?
●良い回答の例

もちろん!
セカンドオピニオンは非常に重要。
よければ専門医をご紹介します!
他の病院の意見を聞くことも大歓迎!
愛犬にとって最善の治療法を見つけることが一番ですからね。
●信頼できるポイント
・自分の診断や治療法に自信を持ちつつ
・患者にとって最善の選択を追求
・他者の意見も尊重するオープンな姿勢
●避けるべき回答例
「セカンドオピニオン?うちの病院で診れないなら、他に行っても同じですよ。うちであかんかったら、もう手の施しようがないで」
◇注意すべきポイント
・セカンドオピニオンに否定的
・自分の診断や治療法に絶対的な自信
・他院の意見を聞くことを拒む。
・愛犬にとって最善の選択肢を探るという考えが希薄。
【知識・技術・最新医療への関心】
獣医さんに最新医療への関心について質問することは
・獣医師の専門性
・質の高い医療提供への意欲
・変化する医療への適応力
を測る上で非常に重要です。

最近、ネットで見て、少し気になってるんですけど、先生は何か新しい治療法で注目してはることありますか?
●良い回答の例

よう勉強してはりますね!
僕は最近は〇〇
(・低侵襲手術
・再生医療
・行動学など)
について勉強してます。
最新医療は常に学び続けんと全然追いつけないんですよ~
◇信頼できるポイント
獣医学の
・最新情報
・最新技術
にアンテナを張っており、自己研鑽を怠らない姿勢。
特定の分野に詳しいと、専門性の高さを感じられる。
●避けるべき回答例
「別になんも。
昔からやってる治療法で十分やわ。
新しい情報なんか調べれたらいくらでも出てくるからキリないわ。」
◇注意すべきポイント
・最新の獣医学に興味がなく
・学び続ける姿勢が見られない
・質問に対して投げやりな態度
【動物への接し方】
獣医さんの愛犬への接し方は
・動物への深い愛情
・苦痛を理解する共感力
を示すものです。
診療時の愛犬の不安軽減にも繋がり、信頼できる獣医さん選びの重要な要素です。
□愛犬に対して
・優しく
・穏やかに
接してくれるか。
□診察中、愛犬のストレスを軽減しようと配慮してくれるか
・声かけ
・ご褒美
・無理強いしないなど
□怯えている愛犬に対しても、根気強く接してくれるか。
【スタッフの対応】
病院スタッフの対応は
・病院全体の雰囲気
・患者(愛犬)への配慮
が表れます。
・丁寧な説明
・温かい接し方
などは、飼い主と愛犬の安心感に繋がり、安心して通える病院かを見極める重要なポイントです。
□獣医さんだけではなく
・受付
・看護師さんなど
他のスタッフも親切で丁寧か。
□スタッフ間の連携がスムーズか。
【費用に対する姿勢】
費用の明確な説明は
・透明性
・信頼性
を示します。
・治療の選択肢と
・それに伴う費用を提示する姿勢
は飼い主が納得して治療を進めるために不可欠。
安心して任せられる獣医さんか判断する重要な要素です。
□治療にかかる費用について、事前に明確な説明があるか。
□高額な治療を行う前に、必ず飼い主の同意を得ようとするか。
□費用面で困っている飼い主に対し
・代替案
・選択肢
を一緒に考えてくれるか。
愛犬の命を預けるに相応しい獣医さんを見つけるための「最終確認」
いくつかの病院を巡り、上記のチェックリストを満たす獣医さんは見かりましたか?
最後に以下の点も再確認しましょう。
●長期的な視点
一度だけでなく
▶何度か通院してみて
▶継続的に信頼できるかどうか
を判断しましょう。
●緊急時の対応
・夜間
・休日
の対応が実際にどうなる?
緊急連絡先などを事前に確認しておくことも重要です。
●「愛犬にとっての幸せ」を共に考えてくれる
ただ病気を治すだけでなく
愛犬の
・性格
・年齢
・ライフスタイル
そして
・飼い主の価値観
まで考慮し
この子にとって何が一番幸せな選択か
を一緒に考えてくれる獣医さんは、真のパートナーとなり得ます。
例えば
・延命治療の限界
・安楽死の選択肢
について
・飼い主の気持ちに寄り添いながら
・冷静かつ誠実
に説明してくれる獣医さんは、高い倫理観を持っていると言えるでしょう。
●病気を「見る」だけではない
「愛犬全体」を診る獣医さん
症状の背景にある
・生活習慣
・精神状態など
にも目を向け
単なる疾患治療に留まらず
・予防医療
・行動学
・栄養学など
総合的な観点からアドバイスをくれる獣医さんは、愛犬のQOL向上に大きく貢献してくれるでしょう。
●「わからない」を正直に言える獣医さん
完璧な人間はいません。
獣医さんも全ての病気を知り尽くしているわけではありません。

この病気は私の専門外なので、専門の先生を紹介しますね
と正直に言える獣医さんは
・自分の限界を理解し
・愛犬のために最善の選択をしてくれる
信頼できる存在です。
●直感を信じる
最終的には、飼い主自身の
「この先生なら信頼できる」
という直感も大切です。
これらの深い視点を持つことで
・単なる病気を治すだけの関係
ではない
・愛犬と飼主の人生を共に歩むパートナー
としての獣医さんを見つけることができるでしょう。
最後に
愛犬は大切な家族の一員です。
・病気になった時
だけでなく
・日頃から気軽に相談できる
獣医さんがいることは、飼い主さんにとっても大きな安心につながります。
この記事でご紹介した選び方のポイントを参考に、ぜひあなたと愛犬にぴったりの「かかりつけ医」を見つけて、より長く幸せな時間を過ごしてください。
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